椅子調査(リクライニング時のきしみ音)

背景

  • 仕事で使っているデスクチェアのリクライニング時にきしみ音が出るようになってきた
  • デスクチェアは、サンワサプライ製で型番はSNC-NET4BKN
  • 潤滑油をさせば改善するようにもWEBで記載されているが念の為調査


製品はこれ

www.sanwa.co.jp






調査開始!

調査の難しいところ

  • 調査をはじめてびっくりしたのが、デスクチェアのメンテナンスに関する情報で信頼性のある情報・WEBが少ない
    • 個人によるトライの情報が非常に多い
    • チェアのメーカーによるメンテナンスの情報提供も少ない(調べ方が悪いのかもしれない



サンワダイレクト公式情報

direct.sanwa.co.jp

イスのきしみを改善するには? イスをしばらく使っているうちにギイギイと音がしてきたら。。。。。 みなさん、イスに何ヶ月も何年も座っていると、ギイギイと音がしてきた経験はありませんか? 自分のお気に入りのイスには何年も座っていたいですよね。。。 これは長期間の使用により、元から塗ってあった潤滑用のグリスが乾いてしまったため、金属部品の磨耗により擦れて音がするようになったものです。 この場合は再度グリスを塗り、買ったときの状態に戻せば改善します。 ノズルがついた噴霧式のグリスを買ってきて、イスの座面下にあるブラケットの可動部分に吹き付けて下さい。 ※イスによってはブラケットと座面についているネジをはずさないといけない場合もあります。 何回か座ってみてまだ音がするようなら、動作させた後再度吹き付けてみるか、グリスを塗る箇所を変えてみてください。 これで不快な音はしなくなるはずです!

  • グリスの湿布で改善するとの公式情報、これはありがたい



ハーマンミラー

hermanmiller-maintenance.jp

Q1.可動部にオイルスプレーで油をさした方がよいでしょうか?(オフィスチェア全般)

A.可動部には専用のグリスが塗布されております。オイルなどの注入によりグリスが流出し可動部品のご使用に障害が発生するおそれがあります。オイルスプレーなどはご使用頂かない様にお願いを致します。

  • オイルとグリスの関係で、オイルスプレー適用によるグリス流出を危惧する記載がある
    • かといって「グリスの湿布はOK」といった記載はなく、どう対応すべきかは個人の責任の様子



オイルとグリスの違い

  • 潤滑用のオイルとグリスの違いが分かりにくいので整理


www.kure.com

  • 5-56で有名なKUREのページ
  • これによると潤滑剤は4種類
    • 1 : 液体:オイルベースで浸透性に優れる
    • 2 : 固体:フッ素樹脂などでベタつきなく埃・汚れがつきにくい
    • 3 : 液体+固体:高負荷向けで機械やバイクチェーンなど
    • 4 : グリース:熱・水に強く長期に機能
  • グリスは「オイルを含んだスポンジ」という表現がわかりやすく、荷重がかかったときに潤滑効果を発揮


www.monotaro.com

オイルとグリースの使い分けについて オイルは液体であるため流動性がありますので、注油することで部品細部まで入っていきます。 反面、短期間でオイルが漏れて出てしまうことがあります。 これに対して、グリースは半固体であるため流動性が低く、部品の外から塗布しても潤滑部分には届きません。 このため、あらかじめ潤滑部分に塗っておかなければ効果がありませんが、潤滑部分にとどまるため長期にわたる潤滑性能や耐水性が得られます。





感想

  • KUREのグリースメイトかなと思ったけど、手元にあった自転車用のシマノのグリスを使うことに。
  • 椅子を分解して各可動部にはまるよう湿布
  • 結果としてはこれで解決
    • 実施当初はおそらくグリスが中に浸透せず音の改善はなかったが、2, 3日後には改善(グリスが入った?)