ホテルのアイデア#2

バーに求めるものは人によって違う。


一人で飲みたい人もいる。
じっくり机に座って飲みたい人もいれば、リクライニングチェアで飲みたい人もいる。
スタンディングで一人でサクッと飲みたい人もいれば、スタンディングでも店員さんとのコミュニケーションを求めている人もいる。


友達でワイワイやりながら飲みたい人もいる。
友達通し机を囲んでワイワイやりたい人もいれば、ゲームをしながら飲みたい人もいる。
スポーツ観戦をしながら飲みたい人もいる、踊りながら飲みたい人もいる。

仕事で飲みたい人もいる。
仕事のお付き合いで飲みたい人もる。
お付き合いの枠からはみ出そうという人もいる。
仕事の成功を喜ぶ人もいれば、反省する人もいる。


少数で静かに飲みたい人もいる。
深刻な話をしたい人、決断を伝えようとする人。
悲しむ人、楽しむ人。


偶然の出会いを求めて飲みたい人もいる。
予期せぬ事を期待する人、予期せぬ事を考えもしない人。

 


バーはいくつあっても足りないかもしれない。
複数作っても全部は満たせない。
こちらからバーの形を限定するのもありやけど、いろんな場面に応えてあげるのも面白い。

 

”いろんな”に答えるにはハードでは対応しにくい。
ソフトウェアで日々改良していけないと変われない。


とはいえ限りある予算をと思うと一つの線引きラインは音かもしれない。
騒がしい系と静か系。


騒がしい系はダンスとスポーツとゲーム。
静か系はそれ以外の全部を吸収したい。